ひと言集

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平成17年11月30日

11月のことば

 みなさんお元気ですか。日が過ぎるのは早いですね。あと30分で12月になります。過日久しぶりに聖マリアンナ医科大学病院の「認知症家族の会」に参加いたしました。聖マリアンナの「認知症家族の会」は、昭和58年6月から大学病院で認知症のデイケアを始めたときから現在まで続いています。当時長谷川和夫先生の外来に大勢の家族が認知症高齢者を受診に連れてきていました。外来は何時も込み合っていたので、受診の時間はせいぜい20分位でした。認知症高齢者を抱えたご家族の悩みを充分に伺う時間はありませんでした。長谷川先生の提案で、家族支援を目的にしたデイケアを始めました。当初家族の会は、スタッフが取りまとめていましたが、その後家族が運営することになりました。すでに認知症高齢者を見送られた家族の方々が現在も会の中心になっています。

 現在認知症高齢者を抱えて苦しんでいる方々の悲痛な声があがりました。介護経験者たちが話を聞き慰めたり励ましたりしました。私も何人かのご家族にアドバイスをしました。

 認知症高齢者を受け入れるサービスは、聖マリアンナでデイケアが始めた当初とは比較にならないほど数多くできましたが、ご家族のご苦労は決して軽くなっていないように思いました。

 認知症高齢者を見送ったご家族に会うたびに、「聖マリアンナのデイケアで学んだことが大変役にたった」と言う声を聞きます。そして多くのご家族が地域でボランテアや認知症高齢者専門のヘルパーなど自信をもって行っています。

 聖マリアンナのデイケアでは、ご家族と共にスタッフも育ちました。あの頃があったから今の私があると何時も思っています。

 身近な人(家族)が認知症になったとき、ご家族が認知症高齢者と暮らす方法を学ぶ場が地域のデイケア・デイサービスなど行われるのが理想的だと思います。週1回ご家族の都合のよい日にグループ学習を続けることで、在宅介護の負担感を多少でも軽減できるのではないか思います。

 明日から師走、寒くなりますね。お忙しいと思いますが風邪を引かないようにお過ごしくださいませ。