ひと言集

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平成22年1月7日

1月のことば

「提案」

画像の説明新春のお喜びを申し上げます

 お正月といえば「1年の計は元旦にあり」いうことわざがあります。最近は情報があふれ煩雑な生活になっているためか忘れがちな言葉ですが、あなたは新しい年を迎えて今年の計画を立てましたか。計画を立てたら実行しないと意味はありませんが・・・

 私は長い間高齢者のケアをされている方々の活躍ぶりを見てきました。「おお、素晴らしいケアをしている」と感動する場面にしばしば出会います。また「もうお手上げです。どうすればよいのですか」と詰め寄られることもあります。ケアする側は専門職として日々学び努力していますが、重い責任や多忙さに押しつぶされそうになってしまう人もいます。

 ケアの仕事は一生懸命やって当たり前とよくいわれます。気を緩めることはできません。そうした日常業務の中できっとあなたは難しい人のケアを解決した経験が何回もあるでしょう。もちろん1人でなくグループで解決した体験もあると思います。施設に伺ったときケア記録を見ると記載されています。しかし個人のケア記録に記載したものはいつか忘れられてしまいます。

 そこで提案します。「成功事例」と「失敗事例」を別紙に記録してはいかがでしょう。「成功事例」が増えるたびに自信につながるでしょう。「失敗事例」が発想の転換や工夫で「成功事例」のグループに移るのも楽しみになります。

 認知症の程度、個人の生活歴や習慣、性格、身体疾患や障害などのためケアが難しい方もいます。しかしケアする側と同じ人間です。諦めないで認知症という病気を持ちながら生活に適応しょうと努力している人たちです。個々の認知症の人とその家族を理解して対応を見つけてください。きっと成功につながることでしょう。

 「成功事例」「失敗事例」とも同僚や後輩がケアに行き詰った時に、いつでも手にして見られるように分類しておきましょう。きっとよりよいケアが受け継がれるようになります。スタッフ1人ひとりの小さな努力、「成功体験」の積み重ねによって、あなたの施設は素晴らしい施設になることでしょう。

2010年1月  五島シズ画像の説明