ひと言集

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平成22年12月8日

12月のことば

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「カワイイ女の子」

 世の中の女性は「カワイイ」という言葉が大好きである。幼いこどもの表情やしぐさ、泣き顔さえも「カワイイ」小さな動物、植物、衣服の柄、デザイン、食器、お菓子類と世の中には「カワイイ」ものがあふれている。先ごろNHKの「東京カワイイ」というテレビ番組があった。今や「カワイイ」という言葉は世界中で通じるという時代にまでなった。

 世の女性は(男性はわからないが?)年齢と関係なく幼い子どもから高齢な人まで誰でも「カワイイ」という言葉が好きである。

 「カワイイ」と言われて怒る人はいないだろう。道を歩いていて「犬」に出会ったとき「まあ、カワイイワンちゃんね」と声をかけると尻尾を振る犬、ちょっとおすましする犬、そのしぐさがまた「カワイイ」飼い主が「カワイイと言われましたよ」と犬に伝えると犬はますます満足気になる。飼い主も嬉しそう。

 今年の夏祭りに、ある施設へ友人とボランティアに出かけた。高齢者のゲームのお手伝いだった。40人ほどの高齢者が次々とゲームをするのを励ましたりサポートした。それぞれの方が個性的であった。終わったとき友人が一言「わたし、カワイイおばあちゃんになりたいわ」としみじみと言った。

 秋も深まり「区民祭」のボランティアに出かけた。若年認知症の人たちが描いた絵やちぎり絵を、はがきや一筆箋などにボランティアが加工したものの販売だった。なれない仕事だったので少し困惑したが、いろいろな団体が店を出していて結構楽しかった。

 お祭りも終盤にかかったとき、大きな段ボール箱を持った女性が「カワイイ女の子いませんか」と大きな声で回ってきた。50歳代のボランティアと私は思わず「はーい」と大きな声で手を挙げた。「はい、はい」と約9センチ×12センチ厚さ1.5センチ位のもの2つを手渡された。「もっとほしい?」と更に2つもらった。一瞬の出来事だった。段ボールの女性が立ち去った後、手触りの良いふわーとしたものを見た。それは失禁パットだった。2人で大笑い。

 高齢になるといろいろと体に変化がおこる。治療やリハビリで改善されるものもあるが改善されないときは、その変化を受け入れて自分の体と上手に付き合っていくきりない。しかし高齢者の中には失禁が始まると家に閉じこもりがちになる人、中には失禁があってもそれを認めない人がいる。現在は失禁パットの種類も多い。自分に合ったものをその時々に合わせて使い分けていくことでより良い生活が送れることになる。