ひと言集

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平成24年1月5日

1月のことば

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新春のお慶びを申し上げます。

いつもと違った思いで新しい年をお迎えのことと思います。昨年は大変な年でした。
今年は平穏であることを願っております。

「専門職」

 どういう仕事なのか尋ねないままボランティアに参加した。年配の男女が数人集まった場所は市の保育園だった。園長から「今日は地域の乳幼児とお母さんたちの交流を行います」という説明があった。ボランティアたちの間から「え?」というどよめきの声が漏れた。高齢者との交流は慣れているが乳幼児と若いお母さんか。困っている様子を園長はすぐ察したようで「皆さんは先輩ですから、見守っていただき、お母さんたちが困ったときサポートしてください」と付け足した。

 今日のプログラムが渡された。親子で行う3つのゲームのあらましが報告された。
 三々五々に集まった個性的な若いお母さんと幼児たちで会場は大騒ぎになった。1時間を経過したが騒ぎは収まらない。「このままではプログラム通りのゲームは到底無理だろう」と思った。

 年配の保母さんが呼びかけた「皆さんこれからゲームを行います」と、その声は騒ぎで参加者に伝わらなかった。保母さんは透き通る美しい声で歌いだした。数え歌のようだった。「みなさん静かにして私の話を聞いてください」という意味のものだった。2番・3番・5番と歌が進むにつれて騒ぎが収まっていった。親子の視線は保母さんに注がれていた。
 準備した3つのゲームは真剣に取り組もうとする親と我関せずという幼児の行動で会場は笑いの渦となった。

 予定の時間がきた。保母さんは再び歌でおしまいを伝え解散となった。お母さんたちはここでの交流に満足したように名残を惜しんでいた。

 今更ながら保母さんという専門職の素晴らしさに感動した。新しい年を迎えて、高齢者の看護・介護という専門職であることを再確認して精進しなければという気持ちになった。