ひと言集

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平成25年4月17日

4月のことば

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「謙虚さを失わない」

 あるボランティアの会合で80歳に近い一人の男性が言った「いやあ、介護ハイというのかな、施設で一生懸命に仕事をしているスタッフの中に、元気というか調子が高いというか、声のトーンが高く目立つんだな、“私はすばらしいケアをしています”といわんばかりにね」「いや、これはボランティアにも言えることかもしれない。私も気を付けないといけないね」と・・・

 高齢者と話していると「回りの人に迷惑をかけずにポックリ逝きたいね」という言葉が度々出てくる。しかし、人生の最後は思い通り行かないものである。

 老いて何らかの病にかかり誰かのケアを受けなければならない立場になった方々に向き合うとき、留意することは沢山ある。すでに多くの先人たちが語り継いでいる。また書物にもこと細やかに記されている。ケアに携わる者はみな学んできたはずであるが、煩雑な業務の中でそれらは忘れ去られてしまう。

 日頃から言っていることは、「ケアを受ける高齢者が“主役“である」ケアする側は脇役、黒子に徹することである。卑屈になる必要はないが、「謙虚さを失わない」ことが最も大切なことだと思う。