ひと言集

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平成26年5月22日

5月のことば

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「くせ」

 誰にでも「くせ」というのはあります。自分の「くせ」を棚に上げて他人の「くせ」について書くのは失礼ですが、私は「腕組み」のことが気になります。女性が「腕組み」している姿を見るのは稀ですが、男性の中には「腕組み」のくせのある方を見かけます。

 腕組みというしぐさには3つのタイプがあると言われています。「自己防衛」「集中」「批判」で、組んだ腕の位置と足の位置で変わるようです。3つのタイプのどれにあたるのか分かりませんが、見事な体格の格闘家の腕組は、たゆまぬ努力の結果の強さを強調しているようで頼もしく、また尊敬の念を抱くと同時に微笑ましいと感じるのは私だけでしょうか。

 職業によって、また立場によっても「腕組み」のタイプは異なるような気がします。テレビや雑誌などに映される人の中には「批判」タイプにあたる「腕組み」を見ることがよくあります。胸の高さで腕を組み、組んだ腕をせりあげるため、顎が上がり相手を見下ろす「上から目線」です。

 昔このような「腕組み」をした上司に出会いました。仕事上の失敗で謝罪に伺ったときの「腕組み」のしぐさが私の脳裏から離れません。「批判」タイプの「腕組み」でした。無言のそのしぐさの中から「許さん」という気持ちが伝わってきたことを昨日のように覚えています。

 6年後のオリンピックを前に「おもてなし」という言葉がはやっていますが、ホテルやレストランのスタッフには「腕組み」をしている姿はほとんど見受けないような気がします。もっとも「腕組み」をしていたら仕事になりませんが・・・

 過日ある施設を訪問したとき、広いロビーで足を肩幅くらいに開き胸の高さで腕組みをしている責任者に出会い驚きました。この方の「くせ」なのかも知れませんが、サービス業に携わっている者に「腕組み」のしぐさは不向きだと思いました。