今月のひと言

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平成29年4月10日

4月のことば

2017年4月の画像

「ものは考えよう」

 3月の言葉に90歳を目前にこれからの生き方を決め「準備万端」と題して書き、これからの人生を自由に活き活きと暮らそうと思ったが、何かすっきりしない。70歳、80歳の大台に乗るときには感じなかった思いだ。

 60代から70代の頃は、自分を高齢者と思っていないのに周囲(社会)が「貴女は高齢者ですよ」とあらゆる面から攻めてきた。その一つに65歳になった年の「老人の日」に町内会から「お祝いのお茶」が届いた。そのお茶を飲んだら本当の老人になってしまうようで怖かった。お茶は知人に差し上げてしまった。そんなことが毎年続いた。

 昨年米寿のお祝いに誘われて「いい加減素直に年を受け入れないと」と思いお祝いの席に参加した。そして「準備万端」ということになったのだが・・・

 最近友人や知人に会う度に「お元気ね、年には見えないわ」「どこも悪くないんでしょう」「貴女が目標よ」などと言われると、「薬を5種類も飲んでいるのよ、本当はボロボロなの」などとは言えない。道を歩くときは颯爽と足早に、ダンスでターンをするときも軽そうに踊り疲れを見せない。ラッシュアワーの電車の中では背筋を伸ばして立っている(背が低いので埋もれている)。勿論混んでいないときは、素早く椅子取り合戦で毎回勝つ。こんな習慣が長いこと続いている。

 90歳代は未知の世界である。何が起こるのだろう・・・バラ色でないことは確かだ。何かすっきりしないこの気持ちをどうしたらよいのだろう。

 そうだ、昔から「“還暦“とは生まれた年に戻るということから、赤ちゃんに戻る。第2の人生に生まれ変わる」と言われてきた。私は還暦から数えればよい。”29歳だ“と思った途端、やることはまだまだいっぱいある。と急に元気を取り戻した。「もう90だから・・・」という気持ちを払拭して、前向きに動き回ろう。仕事が少なくなった分、ボランティア活動を増やそう。携帯電話も新しく買い換えた。これがあればどこへでも行ける。神奈川県人になって60年になるのに神奈川県のこと、川崎のことなど分からないことが多い。そうだ、身近な場所めぐりなどから始めよう。