今月のひと言

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平成30年10月10日

10月のことば

2018年10月の画像

「切り替え上手」

 仕事と子育て、多くの女性が体験する。疲れ果てて自宅に帰り、休む間もなく家事に追われる。果てしなく忙しい日々を過ごしてきた。やがて子育てが終わると、昼働いて夜は勉強や趣味活動など仕事以外にやりたいことができる、至福の時間である。

 時は流れて今はのんきな一人暮らしだが、長い間身についた習慣は残っている。日中ボランティア活動や仕事をして夜はフォークダンスやスクエアダンスに出かける。暇があると博物館や美術館など遊ぶことに事欠かない。「よく疲れないわね」と友人は言うが、昼の活動と夜の活動は違う。2つの活動の間にお茶か軽い食事を摂ることで体はリセットされてしまう。1日に2つ、場合によっては3つのことができる。なんと充実した日々だろうと嬉しくなる。疲れることもあるが「よいしょ」とは言わない。「それっ」の掛け声で動くと不思議と疲れが飛んでいってしまう。ほぼ毎日が上機嫌。

 友人といっても10歳から20歳以上若い人ばかり。どこに行っても最高齢になってしまったが、自分の年齢を忘れて行動している。友人の一人が私の行動を見ていて「切り替えが上手なのね」と言った。

 そうかもしれない。過ぎたことを反省はしても引きずらない。長い人生には色々なことがあった。楽しいこと、くやしいこと、傷ついたこと、辛かったことなどなど。それらのことは、しばらくの間引き出しの中にあって、ふとした時に思い出すこともあったが、くだらないと思ったことは引き出しに入れる前に捨ててしまう。ほぼ引き出しは空っぽ状態だ。そうすることでストレスの少ない自分になれることを身につけてきたようだ。こうした習慣が「切り替え上手」と関係があるのかもしれない。

 終点はやがて来ると思うが、その日まで今のような生活を続けることができたら幸せである。