今月のひと言

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平成30年4月9日

4月のことば

2018年04月の画像

「自分の性格の一面を知る」

 2月のことばでセーターを編むと書いたが「初めて編むセーター」は苦難の連続だった。友人が教えてくれると言ったが、材料を持って尋ねる時間がなかった。会ったとき尋ねるだけでは今一つ理解できなかった。そこで、ユーチューブを見ながら作ることにした。セーターの目作りから、ラグラン袖の目立てや衿の一目ゴム編みの閉じ方などなどすべてユーチューブを繰り返し見ながら予行演習をし、ほぼ自信がついたところで本物に取り掛かった。

 本物の毛糸はブルーグリーンのウールモヘヤなので、一度編んだら失敗したからといって解くのは大変骨が折れる。一番苦労したのは、衿の一目ゴム編みである。編んでいて衿が思ったより緩すぎるのでおかしいと感じながら、何回も繰り返し習った一目ゴム編み止めをした。友人に「衿が緩いのよ」と話したら「編み針の号数を2号下げて編むとよい」と言われた。編み上がった衿を解くのは、モヘヤの細い糸がからんで大変だったが、ここまで出来て諦めるわけにはいかなかった。

 やっと出来上がって着てみたら、袖が5センチも長い。短いのは良いが長すぎるのはおかしい。出来上がったセーターを友人に見せたところ、初めてにしては良い出来だと褒めてくれた。「袖を短くする方法はあるけれど、貴女には無理でしょうから直してあげる」と言ってくれたが、「挑戦してみます」と言って持ち帰った。

 「挑戦してみます」と言ったものの自信などあるはずがない。そうだ、身近にお嫁さんと孫2人、3人も女の子がいるので誰か着られそうと渡したところ、中1の女の子が「あら、この色大好き」と喜んだという。早速「小5の女の子に編み物を教えてほしい」とお嫁さんからメールが届いた。「初回の作品で次は先生か?」なんと嬉しいことだろう。

 一枚のセーターを初めて編んで感じたことは自分の性格の一面だ。意外と頑固で粘り強いこと。そして、「教えて」と言われると、ついその気になって舞い上がってしまうことだ。

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